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うちのイタリア ヴェネツィアングラスのアクセサリー
ヴェネツィアといえば?
ヴェネツィアといえば、水の都。 ヴェネツィアといえば、運河とゴンドラ。 ヴェネツィアといえば、映画「旅情」。 ヴェネツィアといえば、サンマルコ広場。 ヴェネツィアといえば… てな感じで、「ヴェネツィアといえば」の後に続くイメージは人それぞれ。 私はヴェネツィアに一時期住んでいたので、イメージというよりは 実生活の思い出のほうが多い。そのときの話は、おいおい書くとして、 今日は我が家にあるヴェネツィア名物の一つ、「ヴェネツィアングラス」の コレクションをお見せしましょう。 まず、これ。黒に金色の模様入りの、しずく形ピアス。 初めてイタリアに行ったときに買った。長さが4センチくらいある。 こいつは、すごく重い!なにせこの大きさで(約4センチ)、中が空洞ではない ガラスでできているのだから。はっきり言って、実用的じゃない。 前に紹介したフィレンツェのごてごてアクセサリーと良い勝負である。 実際、つけて出掛けたのは、今まで10回あるかどうか…? すごく綺麗で、黒いワンピースなんかに合わせると栄えるんだけどね。 ここ最近、出番はまったく無し。値段は2000円くらいだった。 お次はこれ、ピンブローチ。非常にきれいな青と緑のミックス。 これぞヴェネツィアングラスのアクセサリー!という感じ。配色が絶妙だ。 ヴェネツィアに住んでいたときに、よく前を通っていたお店で買ったもの。 ただ、ピン先を留める金具をなくしてしまい、このまま服につけると 絶対落っことしそうなので、やはりお蔵入りになっている。 ちょっともったいない。あと、けっこう長さがある。ピン部分を合わせると10センチくらい。 普通の服に合わせるのが難しい。ヴェネツィアにいたときは、 ベージュ色のロングコートの襟につけて、街を闊歩していた。 我ながら、おしゃれさんだね。値段は手ごろで、500円くらいだった。 これは、伝統的な「ムリーノ」という技を使ったペンダントトップ。 細い筒状にしたガラスを輪っか状態に切って、それを並べてあるもの。 「ムリーノ」技法のアクセサリーにはペンダントトップなどが多いが、 これを文字盤に使用した腕時計もよくお店で見かけた。 こんなやつ このペンダントトップもお値段は手ごろで、同じく500円くらい。 これは、いつ買ったんだろ。やっぱりヴェネツィアに住んでいるときだったかな? 続いて、ピアスとブレスレットとペンダントトップ。 最後にイタリアに行ったときに買ってきた。 オレンジ色に金色のガラスが混ぜ込んである。 セットで売られていたわけではないが、あまりに色が気に入ったので おもわず一式購入してしまった。 友人にも色違いのペンダントトップを買ってプレゼントした。そっちは青と銀色のミックス。 ガラスだし、涼しげだから夏のアクセサリーにぴったり!と好評だった。 ピアスはやっぱり重いけど、垂れ下がりタイプではないので、上の黒いピアスよりは 実用的。登場回数は割とある。といっても、やはり日常には派手なので、 「ちょっとおめかししたとき」用かな。 これらは3つ合わせて、3000円弱くらいだったかなあ。 最後は、トンボ玉。ワイン色に、金色が混じっているもの。 大きさは、一つが大豆くらい。単品で二つ買ってきて、手持ちの鎖に通してみた。 しかし鎖がショボいため、やはりあまり使っていない。 本当は、余力があればピアスに作り直したい。 実は、私の趣味は裁縫なのだが、針金系のクラフトにはほとんど手を出したことがない。 理由は簡単で、自信がないから。誰か、代わりにやって…。 これらは、一つ200円くらいだったかしらん。 値段は、全部うろ覚え。家捜しすれば、旅の日記帳がどこかにあるんだけどなー。 それには、日記とともに、買い物記録も書いていたはず。 当時はユーロじゃなくて、リラだったのよね。懐かしい。 っつーか、ユーロになってからヨーロッパに行ってないだろ!>自分 こうやって値段を書いてみると、いかにヴェネツィアングラスが 現地ではお手ごろか、っていうのがわかる。イタリアから輸入されてきた同じものを 東京で買うとなると、3~4倍、下手すりゃ7倍くらいは平気で取られる。 輸入には手間ひまお金がかかっているんだろうけどさー。 お手ごろと言いつつ、ワイングラスなぞは、現地でも高い。 一脚数千円する。花瓶などは数万円。 あのグラスで本当にワイン飲む人なんて、いるのかね。 どう考えても観賞用だよ。そういえば、知り合いの金持ち(日本人)の家で、 リビングのサイドボードにヴェネツィアングラスのカラフェとワイングラスのセットが 飾ってあるのを見たことがあるな。やっぱり、使用している気配はなかった。 ところで、せっかくなので、ちょいとベネツィアングラスについて調べてみた。 ウィキペディアによると、ベネツィアングラスは、 コバルトやマンガンなどの鉱物を混ぜて様々な色合いを表現できるのが 特徴らしい。混ぜた鉱物により硬度が変化し、赤色のものが最も 硬度が高いとか。だからなのか、ヴェネツィアの店で見かける 高価なワイングラスやシャンデリアは赤いものが多かったような気がする。 個人的には赤いシャンデリアって、美しいとは思えないのだけど…。 赤いガラスに、金色のエナメル装飾、しかもすごいくどいやつが ほどこされたワイングラスってのもあったなあ。 イタリアの宮殿の中ならともかく、日本の普通の家屋の 中であれを使っていたら、すごいヘンだよ! という理屈はともかく、ヴェネツィアングラスは、率直に言って美しい。 種類も、伝統的なこってり系から、モダンデザインまで、よりどりみどり。 ふたたびヴェネツィアに行くことがあれば、絶対に買ってしまうだろう。 次回は、もっと実用的なものを買おう。小さいピアスでも買ってくるかなあ。置時計も良いなあ。 ていうか、次回はいつヴェネツィアに行くんだろう…(涙)。 ああ、サンマルコ広場が私を呼んでいる!あー、イタリア行きてえ~!! 嘆きつつ ひとりイタリア恋し夜は いかに久しきもの… 今日は涙で、Ciao!
by pino_ombra
| 2006-04-28 22:27
| うちのイタリア
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