]]>命令形http://ombra.exblog.jp/6286143/2007-09-06T08:54:44+09:002007-09-06T08:54:44+09:002007-09-06T08:54:44+09:00pino_ombrain italiano
イタリア語検定は、無事申し込んできました。2級と3級。丸善の係員の人は、年に2回しか受け付けないイタリア語検定の手続きに慣れていないらしく、けっこう戸惑いながらの対応でした…。これだけイタリアブーム(って、それ自体も一昔前だけど)とはいえ、やっぱり本格的なイタリア語学習者人口は少ないんだなあ、と思った次第です。そりゃあ、学校で習える場所も少ないし、ビジネスで使う必要性も英語や中国語に比べれば格段に低いとなれば、学習者も増えないわけですな。
本日のお題は、命令形。これがまた、日本語の敬語まではいかないけど、面倒くさくて。
まず最初に押さえておかなければいけないこと。
イタリア語の二人称は、二種類あります。
tu と Lei
tuは親しい間柄の相手に対する「あなた」。
Leiは目上の人に対する「あなた」。
Leiの場合 tuの場合
Non venga Non venire(=来ないでください)
Non faccia Non fare(=しないでください)
Non dica Non dire(=言わないでください)
Non apri Non aprire(=開けないでください)
In italianoでは命令形は14章と15章に分けて載っていたのですが、Leiとtu、両方の命令形を一度におさらいしたほうがわかりやすいので、まとめてやっちゃいました。ちなみに命令形は、喋るときは非常によく使いますが、検定等の文法問題ではそんなに出てくるとは思えません。(あくまで、個人的な予測)なので、あっさりと終わっちゃいましょう。
それでは、また。Ciao!
]]>下巻の始まり ~組み合わせの代名詞2~http://ombra.exblog.jp/6084322/2007-08-09T08:58:02+09:002007-08-09T08:55:46+09:002007-08-09T08:55:46+09:00pino_ombrain italiano
とにかく、さらっとやります、さらっと。実例をさらさらっと流す程度で。
Te li ha trovati lei?(=彼らを彼女がお前に見つけてきたのか?)
これは、
Li ha trovato a te lei?
と同じことです。
もう一個、実例。
Ce l'ha data il maggiordomo.(=それを我々に、執事がくれた)
これは、
L'ha(=la + ha) dato a noi il maggiordomo.
と同じ。
…うーん、前後の文脈が無いと、こりゃまったく理解不可能な記述だなあ…。
ちなみに最後の伊文のdatoはタイプミスではありません。その上の文がdataになっているのは、代名詞のlaに合わせて形が変化しているからです。
la + haは略してl'haとなってしまうので、いきなり読むと何が何を指すのか、わかりません。こういうのを理解するためには、やっぱり文法の理屈って必要なんですね。
Non fare storie!
これは、「ぐずぐずするな!」という意味です。
storieはstoriaの複数形で、意味は「物語、歴史」。直訳すると「物語をするな(=語るな)」ってことで、うなづいてしまう表現です。英語のstoryとhistotyは語源が同じですが、元はきっとラテン語のこの語ですね。
Su questo no mi cavera' una parola di bocca.
=「これについては、私の口から言葉を引き出すことはできないですよ」
cavareってのが「引っこ抜く」。una parola(一語)ですら、bocca(口)からcavareすることができない、っていう表現です。
ではまた。Ciao!]]>試験申し込みhttp://ombra.exblog.jp/6076873/2007-08-08T08:54:28+09:002007-08-08T08:54:28+09:002007-08-08T08:54:28+09:00pino_ombrain italiano
で、8月です。いよいよイタリア語検定試験の申し込みの時期です。来週、時間を取って丸善に申し込みに行こうと思っています。
だったら真面目に勉強しろよ>ぢぶん]]>間接代名詞と代名詞の組み合わせhttp://ombra.exblog.jp/5786663/2007-07-03T09:02:51+09:002007-07-03T09:02:52+09:002007-07-03T09:02:52+09:00pino_ombrain italiano
ま、代名詞だろうが目的語だろうが、本日はpronomi indirettiの勉強です。
非常に大雑把に言うと、
「~に、~へ」という意味の前置詞の”a” + 人を、一言で言い換える代名詞、です。
La macchina serve a me sabato.=「車は、土曜日に私に必要だ」
これを、
La macchina mi serve sabato.
と言うわけです。
あるいは、Presto la macchina a te.(=「あなたに車を貸します」)を、Ti presto la macchinaと言ったりします。
さて、組み合わせ例。
Posso dare la macchina a te sabato.
=「私は土曜日に、あなたに自動車を渡すことができる」
この文章の、la macchina(自動車)と、a te(あなたに)を、両方とも代名詞にして、一つにまとめてしまうのです!
Posso dartela sabato.
=「私は土曜日に、あなたにそれを渡すことができる」
Dartela、を見て、これをdare+te+laに一発で分解できるようになったら、イタリア語学習もけっこう佳境に入ったなあ…と、私なんぞは思います。なんでしょうね、いわゆる「素人にはこれ、わかんないでしょー」的な、優越感でしょうか(爆笑)。
じゃあ、これはどうかな?
Gliela presto perche’ e’ un amico.
これは、
Presto la macchina a lui perche’ e’ un amico.=「私は彼に自動車を貸す、なぜなら友人だから」
ってことなんですよー。Gliっていうのは、a lui(=「彼に」)と同じことです。gli+la=gliela、ってことで、間に"e"が入ります。これはおそらく、glilaじゃあ、あまりにも言いにくいからでしょう。これはどんな言語でも、ありそうな現象ですね。英語でも、母音の前のtheを「ジ」と発音するように、意味はないけど音が変化する、ってことで。
さて、次回からは、いよいよin italianoの下巻に突入!今手元に無いので、最初の章の課題が何かは、不明。命令形だったかなあ…。ま、次回のお楽しみ。では、Ciao!
]]>条件法http://ombra.exblog.jp/5731160/2007-06-27T09:05:30+09:002007-06-27T09:05:30+09:002007-06-27T09:05:30+09:00pino_ombrain italiano
ここに英語との発想の違いを感じる。英語ではそれらを助動詞で補うんだよね。「かもしれない」ならmayだし、「~したいものだ」だったらwould like to、「~してもらえるといいのだけど」だったらcould you please ~?っていう表現になる。イタリア語では、わざわざ婉曲表現としての条件法がある。どっちが外国人にとって「わかりやすい」かというと、私は圧倒的に英語だと思う。イタリア語の条件法は、使いこなせれば便利だけど、そうなる前には「クリアに使い方が飲み込めない」っていう障壁があるんだよなあ。でも、避けて通れないので、やります。
…はぁ、はぁ…気を取り直して。条件法の文脈上の使い方。In italianoの実例を見てみよう。
Potrei farvi qualche domanda?=「あなたたちに、質問してもいいですか?」
もちろん、Posso farvi qualche domanda?とほぼ同義ですが、このほうが婉曲的で丁寧な表現なんですね。
Vorrei diventare medico.=「私は医者になりたい」
これもVoglio diventare medico.を、丁寧というか婉曲にした表現。これはまあ、英語のwant toとwould like toの違いと一緒、と覚えれば早いですな。経験上、Volereは条件法で使う頻度が高い動詞だと思う。図太いイタリア人でも(?)、「~したい、~が欲しい」というときに、直裁な表現よりはやんわり言うのが良いと思っているのかな。
条件法は、当然そのまま過去形にもできます。助動詞のほうを条件法にして、動詞を分詞形にする。実例は、こんな感じ。
Mio padre avrebbe voluto vedermi all’universita.=「私の父は、私が大学に通っているのを見たかったかもしれない」
ここで、「私に父が(はっきりと)願っていた」という場合なら、Mio padre ha voluto vedertmi~.となるのだけど、「多分こう願っていただろう」っていうニュアンスを出すのに、条件法を使います。
それじゃ、今日はここまで。Ciao!]]>直接代名詞 その2http://ombra.exblog.jp/5675806/2007-06-21T08:38:34+09:002007-06-21T08:38:34+09:002007-06-21T08:38:34+09:00pino_ombrain italiano
動詞の変化だけだって、英語なんぞより充分多いのに。
しかも今回の直接代名詞、この間も出てきたじゃん。前と何が違うのさ。
Lei mi ha incontrato spesso per la strada e non mi ha mai salutata.
=「彼女は道でたびたび私に会って、私に挨拶したことが無いのよ。」
ここが最大の謎。Incontratoとsalutata、語尾が「o」「a」両方あるのは何故???
どちらも、目的語は「mi」=「私」(この場合は、女性の単数)で、何をもってして使い分けているのか、全然わかんない!
というわけで、ふたたび実例で確認。
Li ha comprati anche se ha dovuto fare la fila.
=「並ばねばないといけなかったにもかかわらず、切符(biglietti)を買った」
はい、もうOKですよね?Li=bigliettiなので、compratoの語尾がそれに呼応しcompratiになっているわけです。めでたしめでたし。
In italianoの1巻も、残すところあと2章。次は条件法だ!
いわゆる「婉曲表現」ってやつですな。頑張ろう。Ciao!
]]>休日のパスタhttp://ombra.exblog.jp/5667348/2007-06-20T11:52:13+09:002007-06-20T11:52:13+09:002007-06-20T11:52:13+09:00pino_ombraイタリア雑感
イタリア人でもなく、現在はイタリア在住でもないが、イタリア語をやっていてイタリアが結構好きな私が、イタリア料理を食べる頻度。平均すると、週に1~2回、かな。
Ciao!]]>大過去http://ombra.exblog.jp/5608008/2007-06-14T08:53:35+09:002007-06-14T08:53:35+09:002007-06-14T08:53:35+09:00pino_ombrain italiano
in italianoの実例はこんな文章。
Quando ho acceso il televisore, il film era gia' cominciato.=「私がテレビを付けたときには、映画はすでに始まっていた」
うん、わかりやすいね、この実例は。
Ieri sera eravamo stanche perche’ avevamo fatto lunga passeggiata nel pomeriggio.
=「昨日の夜、私たちは疲れていた、何故ならば午後に長い散歩をしたから」
→「昨日の夜疲れていた」が、「ある時点の過去」。「午後に散歩をした」のは、「それより前の過去」
Avevo lasciato il libro a scuola, percio’ non ho studiato.
=「学校に本を置いてきた、だから勉強しなかった」
→「勉強しなかった」が、「ある時点の過去」。「学校に本を置いてきた」のが、「それより前に過去」
ここで沸き起こる素朴な疑問。
すぐ上の文章、Ho lasciato il libro a scuola, percio’ non ho studiato.とするのは間違いなのか???
…わからない。私は、間違いじゃない気がする。
いや、「ただしいイタリア語」的な観点からすると間違いかもしれないけど、
実際日常会話で使うときは、「アリ」なんじゃないか、と。
このあたり、気をつけないといけないね。検定受験のときなんかは、特に。
今日はオマケ付き。
In italianoの半過去、大過去の章に、sapereの使い方がついている。
Sapereは、「知っている」という意味に加えて、「~できる」の意味もある。
っていうか、正確には「~のやり方を知っている」というのかな。
Sai guidare?=「運転できる?」(=「運転のやり方を知っている」)
So cucinare=「私は料理ができる」(=「料理のやり方を知っている」)
うん、簡単で便利。
今日はここまで。次回は、in italiano1巻最大の謎、直接代名詞に助動詞が呼応する使い方。これって何のこっちゃ、と思いつつ…ciao!
]]>半過去http://ombra.exblog.jp/5532262/2007-06-04T08:43:35+09:002007-06-04T08:43:35+09:002007-06-04T08:43:35+09:00pino_ombrain italiano
近過去が「~した」というのに対して、半過去は「~していた」。
なーんだ、それって英語の過去進行形じゃないの?という解釈が合っているかどうかはともかく。だって、「過去進行形」って、対になるのが「現在進行形」でしょ?
I am doingがI was doingになる。
でも、イタリア語の「半過去」は、対になる現在形があるわけじゃない。
(内容から言うと、stare+「ジェルンディオ」で「~している」っていう意味にはなるんですが…
これは別の話なので、また今度)
相変わらず前置きが長い>ぢぶん。では本題。
in italianoを読み返して、まず笑った。だってスキットのストーリーが、
「昨夜TVで推理ものの映画をやっていて、女ばかり狙う連続殺人犯の話だったが、
クライマックスで停電になり、復旧したときには終わっていて、犯人がつかまったのか、
誰が犯人だったのか、何もわからなかった」
…っていう内容なんだもん。
この内容を、外国人向けの語学教材のストーリーに使うセンスが、すごい。さすがイタリア(?)。
NHKの教材では、絶対にありえないでしょう。って、NHKの教材読んでいるわけじゃないけど。
ごめんなさい、今年ラジオ講座の講師をやっている某知り合いの方々。
半過去は、essereも一般動詞も、すべて活用があります。
essereなら、
io ero
tu eri
lui/lei era
noi eravamo
voi eravate
loro erano
となる。これはまあ、丸覚えですな。
一般動詞も、ascoltareを例にすると
io ascoltavo
tu ascoltavi
lui/lei ascoltava
noi ascoltavamo
voi ascoltavate
loro ascoltavano
定型の活用はいいんだけど、やっぱり不規則活用はめんどくさい~。
fareとかbereとかdireとか~~。
in italianoで活用表を見ていると、「あれ、こんなんだったっけ」っていうがちらほら。ああ、再学習。
ちょうどascoltare「聞く、聴く」を例にとったので、「瞬間の過去」と「継続的な過去」の違いをおさらいしてみよう。
Ho ascoltato una canzone napoletana.=「私はナポリの歌を聴いた」(瞬間の過去)
Ascoltavo la radio durante la notte.=「夜の間、ラジオを聴いていた」(継続的な過去)
瞬間とか継続っていっても、物理的な時間の長短じゃなくて、状態が継続していたかどうか、ってのが要するにミソなんですな。そうすると、下記のような表現も出てくる。
Ho comprato cioccolati ieri sera.=「私はゆうべチョコレートを買った」
Compravo cioccolati ogni giorno.=「私は毎日チョコレートを買っていた」
こうやってみると、半過去ってのは「~していた」っていうニュアンスに加えて、「習慣としていた」
っていう意味合いでも使う気がする。ある意味、便利。だって活用さえ覚えちゃえば、近過去や、今からやる大過去のように、助動詞と組み合わせなくてもサクサク使えるんだもん。
…と、話を振ったところで、半過去で字数を使いすぎていたので、大過去はまた次回。Ciao!
]]>直接代名詞と"ne"http://ombra.exblog.jp/5487582/2007-05-29T08:32:10+09:002007-05-29T08:32:10+09:002007-05-29T08:32:10+09:00pino_ombrain italiano
当然辞書は毎日持ってこられる重さではないので、ちょっと調べたいときに不便だなあ、と思っていたら、こんなサイト見つけました。
http://www.notitle.ne.jp/%7Eamore/
直接代名詞ってのは、英語の「objective」目的語に該当するものだと私は思う。
例えば、in italianoの例文、Una birra la bevo volentieri. La vorrei molto fredda.=「ビールなら喜んで飲みます。とても冷たくして欲しい」
(…和訳が不自然だってのはわかってます…ひとに読ませるための翻訳なら、
もうちょっと自然な日本語にするのだけど、ここは語学の勉強なので。)
さて、ここのlaが、英語のitにあたるわけですね。
後者の文章を英語にするなら、I would like it very cold.となる。
Quanti verbi italiani conosci?=イタリア語の動詞をいくつ知っていますか?
Ne conosco molti.=たくさん知っています。
Ecco le paste. Quante paste ne vuoi?=ほら、お菓子ですよ。いくつ欲しいですか?
Ne voglio una.=一つ欲しいです。
(pastaは、いわゆるスパゲッティ類のような「パスタ」のほかに、ブリオッシュ系の
「菓子」の意味もある)
このように、「いくつですか」ときかれた時に、「○個です」と答える時に使う。
また、こんな↓ときにも使います。
Ho quattro orologi.=私は時計を4つ持っている。
Io ne ho due.=私は2つ持っている。
ちなみにこの会話は、実際に私が去年とあるイタリア人と交わした内容。
この会話、文法的に合っているかどうか、添削を受けたわけではありません。
でも、絶対にこういう言い方は大丈夫という自信(?)はあります。
…という理屈はさておき、次回は半過去。それでは、ciao!
]]>再帰動詞http://ombra.exblog.jp/5428802/2007-05-21T12:30:00+09:002007-05-29T08:47:28+09:002007-05-21T12:30:01+09:00pino_ombrain italiano
「再帰動詞」。
ここで思い出すのが、英語の「再帰代名詞」。"myself"とか "yourself"っていうやつね。
これは「私自身」とか「あなた自身」という意味なんだよね。
英語とイタリア語を単純に関連づけるのは良くないけど(似て非なるものが多いから)、
これはちょっとヒントになる。「再帰動詞」っていうのは、「自分自身に何かする」というもの、とも言えるから。
例)
lavare=「洗う」→lavarsi=「(自分を)洗う」
例えば、「自分の(たいがいは顔)を洗う」=「mi lavo」
上のlavarsiが、再帰動詞の原形。活用は以下の通り。
mi lavo=私は顔を洗う
ti lavi=あなたは顔を洗う
si lava=彼/彼女は顔を洗う
ci laviamo=私たちは顔を洗う
vi lavate=あなた方は顔を洗う
si lavano=彼らは顔を洗う